技術を活かし 未来を支える 最前線のステージへ
長い煙突が特徴的な「清掃工場」を見かけたことはありますか?
東京二十三区清掃一部事務組合は、23区内の各家庭や事業所から出たごみの処理を行うために23区が共同で設立した特別地方公共団体です。23区内に21ヵ所ある清掃工場と不燃・粗大ごみ処理施設等を管理・運営しており、清掃事業を行う自治体としては国内最大規模を誇っています。
清掃工場ではごみを焼却するだけでなく、焼却の際の熱を利用した発電や近隣施設への熱供給、風力や太陽光などの自然エネルギーの活用、希少金属の回収など、循環型社会形成の推進、SDGsに貢献する取組みも行っています。また、多様な研修や技術力向上を目的とした訓練施設など、誰でも着実に成長できる環境づくりと人材育成にも力を注いでいます。
23区に住むすべての人の暮らしを守るということ。その使命と誇りを持って、私たちはこれからも走り続けます。
- 令和5年3月に竣工した目黒清掃工場です。屋上には太陽光パネルが設置されています。
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地域から親しまれる工場づくりを目指して
清掃事業を円滑に行うためには、区民の皆さまの理解と協力が必要不可欠です。清掃工場に興味を持ってもらうため、区や地域との共催によるイベントや工場見学会を実施しています。それらを通じて、区民の皆さまに環境行政への理解を深めていただき、清掃工場の存在をより身近に感じてもらっています。