仕事の原動力は完成した施設を利用する人の笑顔です
特別区の技術職をめざした動機と、現在の仕事内容は?
大学卒業後、建築設備のメーカーに勤めていました。経験を積むうちに、より住民に近く、地域に密着した仕事に携わりたいと思うようになったのが、特別区をめざした理由です。現在は、公共施設の建設や改修工事の設計、工事の管理・監督のほか、区有施設の維持管理や長寿命化、総量抑制などに関する課題に取り組む「公共施設マネジメント」も担当しています。
印象に残っているプロジェクトは?
板橋区子ども家庭総合支援センターの新築事業です。区では前例のない建物でしたが、私は設計と工事の監督員を担当しました。予算規模が大きく、関係者も多いプロジェクトとあって、一丸となって何度も議論を重ねて進めていきました。竣工後に施設の職員を案内した時の嬉しそうな反応や、オープン後に親子が笑顔で過ごしている姿を見た時の感動は忘れられません。
特別区の技術職を志望される方へメッセージ
特別区における建築の仕事は、施設の建設だけではありません。まちづくりや再開発、建物の審査や取り締まりなど、多様で幅広いため、必ず自分のやりたい仕事を見つけられると思います。いずれも専門知識が必要で、区民の方はもちろん、同じ役所で働くほかの職種の方からも頼りにされる、とてもやりがいのある仕事です。ぜひ、特別区で一緒に働きましょう。
■プロジェクト名称
(仮称)区立子ども家庭総合支援センター新築工事■プロジェクト期間
設計:平成30年11月~令和2年3月
工事:令和2年6月~令和3年11月■プロジェクト規模
総工費:
約22億円建物規模:
延床面積 3,477㎡
鉄筋コンクリート造 地上3階建て
■所在地
板橋区本町■プロジェクト概要
従来の子ども家庭支援センターと、児童相談所の機能を併せ持つ複合施設の新築工事。本施設の開設により、「相談のワンストップ化」や「迅速できめ細やかな支援」が実現した。