大都市地域において形の残る仕事は技術職員としての自信に繋がっています
特別区の技術職をめざした動機と、現在の仕事内容は?
大学で農業土木を学び、土木の知識を活かして地域貢献したいと考え、公務員を目指しました。特別区を志望したのは、区民の方の声を直に反映した仕事ができると感じたからです。現在は、密集地域解消のための道路の拡幅整備を行っており、用地買収や整備のための交渉、調整業務を担当しています。災害に強く安全な街づくりをめざし、日々の業務に励んでいます。
印象に残っているプロジェクトは?
小田急線沿線の都市計画道路事業で、用地買収と道路整備の調整に携わったことです。拡幅部分を買収し、道路を広げる整備を行い、事業完了まで携わることができました。住民の方の声を大切にしながら交渉を進めることに苦労しましたが、無事完了し、実際に歩行者の方が安心して通行する姿を目にしたときには、地域の安全性向上に貢献できたことを実感できました。
特別区の技術職を志望される方へメッセージ
基礎的な自治体でありながら、大都市地域行政にも携われる特別区で、形の残る仕事ができるのはとても魅力的だと思います。技術職として求められる専門知識は多岐にわたるため、大変なこともありますが、上司や先輩に相談しやすい環境が整っていますし、女性職員も多く活躍しており、とても働きやすい環境です。皆さんと働ける日が来ることを楽しみにしています。
■プロジェクト名称
都市計画道路事業区画街路都市高速鉄道第9号線付属街路5号線■プロジェクト期間
平成18年度~令和3年度■プロジェクト規模
事業延長:82m、計画幅員:6m■所在地
世田谷区経堂四丁目地内■プロジェクト概要
駅への重要な結節機能の強化、街路ネットワークの充実、街路の連続性実現による車両・歩行者相互の安全性の向上を目的とし、道路幅員を4mから6mへ拡幅整備する事業。