大学の薬学部で公衆衛生を学び、大学院卒業後は民間企業に就職して食品の品質管理に携わりました。その後自治体の衛生職として勤務する友人達と交流するなかで、企業で培った検査技術や食品表示作成スキルが衛生職の業務に必要であると知り興味を持ちました。基礎的な自治体である特別区は窓口業務が多いため、これまで培った職務経験や接客スキルを発揮でき、多くの人々のために役立つのではと考え、志望しました。
薬事監視員として薬局の許可審査と立入検査などを行うほか、医療監視員として診療所などの開設時の図面相談、区民からの医療相談などに対応しています。最近は社会情勢に合わせて手指消毒剤の成分調査や、体温計・パルスオキシメーターの販売に必要な審査もしています。
図面相談で新しく建設される施設情報を見ると、施設周辺が将来どのように変化していくのか知ることができて興味深いです。また業務を通して医療の進歩も実感することができます。
相手のニーズを先読みし、理解してもらえる説明をするよう心がけています。また、積極的に同僚と意見交換をすることで、業務内容を理解するようにしています。