農学部で学び、植物に関わる職に就きたいと考えた時、公園や街路樹を整備・管理することで区民の方の生活をより良いものにできる特別区に魅力を感じました。特別区は都や国よりも、区民からの反応を直接感じられます。何気なく目にする植物に喜ぶ区民の姿を見られるのは大きなモチベーションになります。さらには仕事を続けていくにあたって、部署の異動があり、緑に関連したさまざまな業務に携われることも魅力に思いました。
現在は区民農園の新設工事・公園遊具の長寿命化工事を担当しています。練馬区は人口が多く、公園の数も非常に多いです。公園は区の施設のなかでも幅広い年齢層の方々が利用し、子どもの遊び場から高齢者の方の運動の場まで汎用性が高いものです。利用者や近隣の方などにとって気持ちの良い公園にするにはどんなことができるのか、この公園に遊びに行きたいと思ってもらえるにはどうしたらいいのか、考えることに日々やりがいを感じています。
公園や遊具は世代を越えて長く利用されるものです。利用者に愛され続ける公園にするために、完成した後にどのように利用されるのかを想像しながら設計するようにしています。